手作りパン工房あさぎり (百合の会)

水も食料もなく作物の採れないかつての荒れ地・朝霧高原。
そこで唯一配給で配られたのは「小麦粉」でした。
その小麦粉で女性たちはパンを焼きました。
我が家の自家製のミルクと小麦で作ったミルクパンは、地域の皆様にも愛される優しい味わいのパンとなりました。
ー この地域伝統の味わいを、現代に、未来に ー

牧場の一角にある「パン工房あさぎり」では、地元で受け継がれてきた名物のミルクパンを手作りで製造しています。
平成8年に販売を開始したこのミルクパンのレシピは、戦後から代々引き継がれてきたものです。その始まりは、物資が乏しかった朝霧高原で、唯一配給された小麦粉と搾りたての牛乳を使ってパンを焼いたことからでした。
-水は使わない。うちの牛乳をたっぷり使おう-

今でも水は一切使わず、放牧牛から搾った新鮮な牛乳をたっぷりと使用し、当時の味を再現しています。
ほんのり甘く優しい味わいと、香ばしく素朴な香りが特徴で、古くからのファンの皆さまからは「懐かしい味」として親しまれています。

現在のミルクパンには、国産小麦に加えて富士の国乳業の「富士の国PREMIUMヨーグルト」と放牧牛乳を40%も配合。
これにより、時間が経ってもしっとりとした食感を保ち、噛むほどに優しい甘さが広がります。
牛乳の濃厚な風味もぜひ感じてみてください。
余計な添加物を加えず、素材と伝統へのこだわりから生まれる安心・安全なパンをお届けしています。
パン工房あさぎりのパンは、冷凍でお取り寄せできます。